やはりオリンピック代表争いは熾烈なものになった。
滑走順が上手いこと第3グループの5番に白岩、6番に三原と代表候補7人に紀平が加わった8人が連続した。そして白岩の所から空気がはっきりと変わった。
その空気をさらに緊迫したものに代えたのが三原だった。さすがのフリー番長は圧巻の演技だった。つくづくSPの出遅れが悔やまれる。
今日のマモノはループとサルコウが好物のようで第1グループからこれらをミスする人が多かった。そのマモノに捕まってしまったのが樋口。今シーズン何度かサルコウが抜けることがあったが、今回も抜けてしまった。その後は崩れることなくまとめたが、追い上げる立場でミスをしたのは痛かった。
年齢制限でオリンピックに出られない紀平は、まさに台風の目になった。コンビネーションジャンプを含む2本のトリプルアクセルを加点付きで決めた。唯一ミスしたのがやはりループ(^^;)
本田は2つの抜け、本郷は2つ転倒と追い上げが出来なかった。
宮原はジャンプこそ回転が怪しいものがあったが、それ以外は圧巻だった。SPと比べても滑りの勢いと気迫が違っていた。
坂本はSP首位での最終滑走というプレッシャーに打ち勝った。ただ、ほぼミスのない出来ではあったが、GOEがそれほど付かなかったことと、演技構成点の差で宮原に逆転されてしまった。それでも2位に踏みとどまったのは大きい。

結果、宮原が4連覇を果たしオリンピック代表に内定した。
2位坂本、3位紀平、4位樋口、5位三原、6位本郷、7位本田、8位白岩で、残念ながら三原、本田、白岩は選考基準を満たすことが出来ず代表選考から脱落した。
本郷も対象にはなっているが、今大会の上位を押しのける材料はない。
坂本か樋口か。
選考基準は樋口が1つ多く満たしている。シーズンベストも樋口が上。ただ、この大会で表彰台を逃したのはマイナスが大きいと思う。
さらに選考基準には入っていないが大舞台での『勝負強さ』は坂本の方が上の様な気がする。
どちらにせよ揉める選考となりそうだが、上り調子で勢いがありメンタルの強さを持った坂本が良いように思う。